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  • 執筆者の写真MISA KOIDE

イギリス、コロナ対策の稽古場

久しぶりの、ロンドンでの稽古場。今のビザが取れてから初の劇場公演に向けての稽古が始まりました。


キャストとダンサーが少人数の、新演出のオペラの公演で

一から作品を作る現場が大好きな私としては日々充実しています。


イギリスはまだロックダウンが完全に解除はされておらず、

先週から開いた劇場はソーシャルディスタンス有りでの再開です。


公演に向けての稽古は行うことができますが、政府から出されたガイドラインに沿って稽古を行っています。


まず、コロナの検査を週に三回。稽古場はシンガーもダンサーも常にマスク。

ダンサーはペアを決められていて、パートナーの人以外とは基本接触禁止。

スタジオ内各座席もソーシャルディスタンスで分けられる。窓はほぼ全開。


ここまでは、まあ当たり前、ですが。


びっくりしたのが、演出上でも出演者同士が接触して良い時間が5分。(ダンサーのパートナー同士だけ例外。)

リフトやら芝居でボディタッチがある場合、公演中の接触時間が5分を超えないようにステージマネージャーがストップウォッチで時間をはかっています。

そしてこれが稽古場でも適用されるため、リハーサル中も(練習含め)接触時間が5分を超えないように随時チェックされています。

あとは接触していなくても、役者同士が2メートルより近くなる場合は顔の向きを変える。


稽古の合間も人との距離が近いと注意が入ったり、

稽古中、ハンドサニタイザーも事あるごとに付けるよう指示され、

トイレも建物内で使えるトイレ、人数が限られています。


稽古場に普段は設置されているお茶コーナー(ケトルが置いてあって休憩中にお茶やコーヒーを飲めたり、お菓子を置いたりするコーナー)。Teaを愛するイギリスですが、そちらもコロナ対策で撤去。


去年日本にいた間も、かなり徹底されたコロナ対策を目の当たりにしましたが、

イギリスもかなり徹底されています。


もちろん各自の感染対策意識も大切ですが、

政府からガイドラインがあるというのは、個人の判断に任せすぎずに対策をできるので

フェアでとても良いなと感じています。

制限のやりづらさより、この中で出来ることをやっていこうというポジティブな空気が稽古場にも流れています。



今後のことはまだ誰にも分からないけれど、

少しでも良い方向に進んでいくことを祈りばかり!!



※上記の内容はコロナ対策の一部で、他にもガイドラインがあったり、プロダクションによって内容が変わることもありますのでご了承ください。













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